キリリク小説
shortly
また浮気された………。
もう何度目になるんだろ。
数えるのすら億劫になるくらいされたな。
今日いきなり約束をドタキャンされたから仕方なく一人で映画を見てブラブラしていたら、向かいの通りにドタキャンした奴が女と腕組んで楽しそうに歩いてるのを目撃した。
そろそろ潮時なんだろう。
分かってたけど──胸が痛む。
俺─杉崎達哉は深々と溜息を吐きながら胸を押さえた。
「…明日言おう。」
やっぱ女のがいいに決まってるよな。
悲しいけどこれが現実だ。
俺は明日、恋人である中山隆に別れを告げることを決意した。
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