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キリリク小説
2
「兄貴!帰ろうぜ。」
兄貴のクラスに迎えに行くのが習慣になっていた俺はそう声を掛ける。
「うん。ちょっと待って!」
そう言うと兄貴はクラスの奴と話をしていたのを切り上げて鞄をとって俺の傍に駆け寄ってきた。
「いいのかよ?話切り上げて。」
別に少しくらいと言うかいくらでも待ってられるのに。
「全然大丈夫だから。帰ろ?」
嬉しそうに微笑みながら言う兄貴。
それを見た周りの奴らの何人かは顔が赤くなる。
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