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小説(長編)
ムカつく相手
ただ言い忘れてただけか、と思い直しその日はそのまま家に帰った。

多少苛つきはあったがそれを飲み込んで淳とは普通に接し続けた。


けど頭から離れないのは淳があの美形男に見せた笑顔。

そして何故か───その美形男のはにかんだ顔だった。



メールして待ち合わせを決めてまた淳と買い物したり、映画見たりして、家に帰る時間になって前回と同じ様に送って行こうか?と聞くとまた断られた。

ついうっかり美形男のことを口走りそうになるのを抑えて淳の後をまた付けた。


前回同様、やっぱり美形男と待ち合わせていたようだ。


美形男のもとへ駆け寄る淳を見たら、何故か俺は淳に近づいていて腕を掴んでいた。


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あきゅろす。
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