小説(長編)
2
「悪い、待った?」
俺はいつも時間ぴったりに来るのだが、淳は毎回俺より先に来ていた。
こういう所が少し嬉しかったりする。
俺は待つことがあまり好きじゃない。
「今来たとこだから。」
と笑いながら言う淳。
そうしていつも通り喫茶店でまったりして、服やアクセを見に店を回って帰る時間になった。
「結構遅くなったし送るって。」
そう言う俺に淳はいつも、
「大丈夫だって。」
と断る。
最初は何の疑問も抱いていなかったけど、さすがに不信に思い始めた俺はあることを思いついて、今日それを実行する。
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