小説(長編)
入学式
校長の長い話も終わって、いよいよ俺が祝辞を述べる時がきた。
「〜っ、やっぱ緊張するな…」
ぼそっと呟きながら壇上に上がった。
うわあ。壇上から見たら余計人が多く見える気が…。実際いっぱいいるんだけど。早く言ってさっさと壇上降りよ。
「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。生徒会長の宮城由貴です。」
壇上に立ったらすんなり言葉が出てきた。すらすらと昨日考えてた祝辞をすべて言い終え、新入生代表を促す。
「…。これから皆さんが楽しい高校生活を送れるよう頑張ります。では新入生代表、前へ。」
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