[携帯モード] [URL送信]

小説(長編)
2
「まったく…今日はレベル上げしたかったのに。」

ちょっと文句をいいつつ仕事の準備をする。

この仕事っておいしいんだよなあ。基本的に。

仕事の内容は至って簡単。霊が現れて困ってる人(何かしら害が有る場合のみ)を助けるというものだ。といっても俺の場合祓うとかは出来ない。霊と交渉して害を及ぼさない様に導くことが俺のやり方。

交渉が成立すればお金をもらって、交渉が成立しなければ知り合いの霊能者に仕事を回していく。
俺の家は受け持った奴がその報酬の2/3貰えることになっているから"おいしい"。

まあ友達がいない俺にとってはゲームにしか金を使わないからそこそこ貯まってたりもする。

金はあって困ることはないからな。ゲームする時間を削られるのは痛いけど…。


.

[前へ][次へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!