小説(長編)
3
『ぷっ!だっせぇ。根暗君に振られちゃってるよ!』
『けどあいつヤバメな根暗だからマジで相手しないほうがいいって!』
『あいつたまに誰もいないとこでぶつぶつ呟いてたりするしな〜』
……はあ。
人のこと根暗だ何だといろいろ言うのはかまわないけど聞こえるくらいでかい声で言うなって。
もう少しくらい声押さえてもいいんじゃねえ?
いくら言われ慣れててもちょっとは傷つくんだけど。
橘なんかに絡まれたせいで散々な目にあった。
やっぱあいつは俺にとって鬼門だな。
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