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小説(長編)
2
「おいおい〜橘君ってば大胆だな〜♪」

「けどそいつ相手はまずいんじゃない??
根暗君だよ〜?」

「お前美人タイプが好みじゃなかったっけ?いつのまに宗旨替えしたんだよ?」


………最悪だ。
よりにもよって…な絡まれ方された。
頭にきた俺は未だ抱きついてる橘の隙をつきエルボーをかました。

見事決まって奴は鳩尾を押さえてうずくまる。

「〜〜〜ってえ。」

それを見下ろしながら俺は奴に言った。

「俺に関わるな。干渉しないでくれ。」

言い切った後、さっと教室を出た途端、教室の中から笑い声が聞こえてきた。


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