[携帯モード] [URL送信]

小説(長編)
5
全然よくはなかったけど……これ以上怒らせてはいけないと本能が働いた。

そして部屋に連れて行かれたのが運の尽き。


「…で?何だよ?姉貴?」
一応知らねえフリをしてみたがそれもよくなかったんだろうな。

「何だよ?って用があるから連れてきたに決まってるでしょ?」


うわあ……怒ってるよ!笑いながら怒ってるから余計怖いって。

姉貴は俺が汚した原稿とやらを俺の目の前に持ってきた。

ん?拭いた時は気に止めずに適当に拭いただけだったから見てなかったけど……この絵………どっからどう見ても男同士が絡んでるようにしか見えねえよ?


何か背中に嫌な汗が……。


.

[前へ][次へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!