小説(長編)
3
俺は姉貴の部屋で目当ての辞書を早速発見し、手を伸ばしたら……そこにあった墨を机一面にブチまけてしまった。
『何でこんなとこに墨何かがあるんだよ?!』
とブチまけた本人が憤ってしまうのはお門違いだったがとりあえず拭いて(自分なりに)綺麗にして部屋に戻った。
まさかそこに姉貴が描いた原稿とかいう物が置いてあったとは知らずに。(だから墨があったらしい。)
それから2時間──ようやく帰ってきたらしい姉貴が叫び声を上げた。
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