小説(長編)
5
──ああ。こんなに早く、見たくなかった光景を見るなんて…俺って運悪いのかな…。
そんなことを思いながら、そこから目が離せずに留まってしまった。
隣に居る子、可愛いな。ふわふわしてて。
彰と一緒にいるのがお似合いだ──。
目頭が熱い。
片手で目を押さえてると二人の会話が聞こえてきた。
『付き合ってください!一目惚れしたんです!』──女の子の精一杯の告白。
その言葉に彰は返答する…。
「…ごめん。好きな奴がいるんだ。」
と。
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