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小説(長編)
入学式前
桜が舞い散る中、俺-宮城由貴(みやぎよしたか)は目の前の人物に見とれていた。
ああ、やっぱり好きだ…と改めて思い知らされ、これからの高校生活を思うと胸が苦しくなってため息が出てしまった。
「はあ」
すると今まで俺が見とれていた相手---桜を見つめてた宮城彰(みやぎしょう)が心配そうに俺の顔をのぞき込んできた。
「大丈夫か?兄貴。」
そう、俺が見とれてしまっていたのは血の繋がった実の弟…。
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