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小説(長編)
4

──こんなんじゃ、駄目だよな。

あと2年って決めたのは自分なのに。

挨拶のことだけで、それをネタに一緒に帰ろうとするなんて………

「…ほんとにバカだ …」

ようやく目が覚めた。

ちょっとずつ距離空けて行かないと。

まずは一緒に帰ることをやめよう。


なんて考え事しながら靴箱に近づいたら、告白シーン真っ直中に遭遇してしまった。

一人は俺のよく知っている男─宮城彰だった。

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あきゅろす。
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