小説(長編)
3
ここまで言えばさすがにもう話かけて来ないだろうと思ったのが甘かった…。
「うざいって…ひどいな〜。あのさ、俺ならゆきちゃんのこと受け止められるから!俺にしときなよ☆」
──駄目だ。何言っても通じない人種だ。
それに俺のこと好きだって言いながら、俺の気持ちは完全無視。
男なら誰でもいい訳じゃない……。
彰だからなのに───。
本当にこいつとは出来る限り関わらないでおこう。
ますます後ろ向き思考に陥ってしまう。
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