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小説(長編)
3
泣くかな…と一瞬思ってしまうほど淳さんの顔はショックを受けているように見えた。
けれど淳さんは真っ直ぐ俺の顔を見て
「…うん。ありがとう、聞いてくれて。」
と言って笑った。
見ていて痛々しい笑顔に何故か胸が痛くなった。
あれ?なんて思ってるうちに淳さんが腕時計に目を落としながら
「…ごめんね、こんな時間まで。もう9時だし帰ろうか。」
と切り出した。
やべっ、家に連絡入れてなかった…。
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