小説(長編)
2
｢結局君と会うって決定してから要に話して無理言って俺の代わりに会ってもらってたんだ。…二人ともごめん。｣
淳さんは頭を下げてそう言った。
その後淳さんは要に少しだけ部屋から出てほしいと言って、二人だけになった。
…たぶん告白だろうな、と分かった。
そう思ってると、淳さんが苦笑いしながら
｢けじめつけたくて。ちゃんと言ってフラれたいから。｣
と言った。
何気に俺がフルこと前提だし。
｢…好きなんだ。…返事貰えるかな、今｣
顔が赤い淳さんを見て可愛いと思えたけど俺の答えは決まってる。
｢すみません…無理です。｣
きっぱり断った。
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