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小説(長編)
2
淳が何で!?みたいな顔をして俺を見てる。

またそれにもイラッときた。
それに何故だか美形男のが俺達より驚いていた。


何なんだ…。

「この男誰?」

こういうことははっきりさせないと気がすまない俺はストレートに淳に聞いた。
ダチならいい。けど送らせなかった理由が分からない。
だったらこいつと何かあるんじゃないかと思うのは当たり前だ。

まあまだ付き合ってるわけじゃねぇけど。


淳は美形男に何かを窺うように見てから俺に向き合った。
そして一呼吸して。


「この人が本物の淳。で、俺が淳の弟で要。」

と、さらっと爆弾発言をしてくれた。


「……は?」


今まで俺が会ってたのは弟で俺がメールしてた本人はこの美形男?!

かなりなショックを受けてる俺に本物の淳さん(年上だしなんか、さん付けないといけない気がして)が 話しかけてきた。


「…ちょっといいかな。嫌かもしれないけど話がしたいからそこのカラオケで。」

何でカラオケなんだよ!?とか思ってると顔に出てたらしくて悲しそうな顔をして淳さんが謝ってきた。

「ごめんね。話しにくい内容もあるから個室がいいかなって。知り合いとかいたら困るでしょ、お互い。」

やっぱそういうとこは年上なんだなと妙に納得してしまった。


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