ママ。 あたしあの人から愛されないの。 今も何をあげても。 恋心なんて…。 欲しいものもひとつだけなのに、どうしてなのかな? 寝る前祈ってるのに。 キャンディもくだけちって 今日も魔法を待つわ 神の鳥に乗って 願いの丘へすわって あの人もどうかあたしのことを 好きになりますように 駆けあがる空気にあたしは息をなくしただけ 彼を想うと胸に流れ星 どうしよう、ママ。 こんな恋して。 あたしじゃなくなってく気がするの。 今夜の月も綺麗に咲いているわ。 キャンディでふやけた口 彼のkissだけを待ってるあたし。 恋が堕ちるのは小さな胸の中 星型がくだけるような 遠く真面目な瞳 食べられちゃいそうな金色の満月の日 「あたしどうして 思い出すのかな、こんなにもたくさん。 一粒も隙間もないくらいに。」 涙目残したその跡に 願いも枯れる 強い終わりが見えた 今夜も最後 まぼろしみたいよ キャンディの真ん中に 噛み砕かれそうな淡い物語。 BACK [戻る] |