ほのぼの 裏というか、超微裏です 「ガイ、そろそろ起きて下さい」 「…ん、ぅ…」 先程から同じように言葉を掛けては、起こしている。 そうしてはまた1つ、寝返りを打った。 (珍しいぐらいに今日は起きませんね…) 昨日そんなに無理をさせた記憶は無いのですがねぇ、なんて冗談はさて起き。 そろそろ本気で起きて貰わなければ仲間に迷惑をかけてしまう。 そっ…とガイの枕元に近付いた。 「いい加減、起きなさい」 強めに言葉を言ってみたものの、返事すら返ってくる気配がない。 当の本人は気持ち良さそうな表情をしながら寝息を立て続ける。 (これは困りましたねぇ〜) 驚くぐらいに、起きてこない。 そうなると心の中の好奇心が躍り出てきてしまうもので。 ツツツ…と人差し指で露になっているガイの鎖骨付近をなぞる。 「はぁ、んっ…」 それがもどかしかったのか、反対方向に寝返りをして背中を向けられてしまった。 だがガイは目を覚まそうとしない。 (なかなか面白い反応をしてくれるじゃないですかっ…) そのままたっぷりといたぶってあげたかったものの、時間を考えるとそんな余裕が無いみたいなので最後の手段に出る。 (本当は乳首とかアソコをまさぐってあげたかったのですが、ね) 仕方がありません、と上に向けられたガイの耳たぶをペロリと舐めて甘噛みをした。 そして耳の中まで音を立てて舐めていく。 途中ガイの小さな呻き声が聞こえたが、完全には起きないようなので今度は直に唇を塞いだ。 (恋人の愛撫でさっさと起きない罰、ですよ) もちろんソフトなものでなくディープな、甘ったるいキス。 少し首を振られたがお構い無しに手で固定した。 互いの唾液が混じり合い、溢れ落ち始めた。 「…っ、ん、ぅむっ…?!」 (起きたみたいですねぇ…けど、遅いですよ) ガイは頭が混乱しているのか大きな抵抗は見せなかった。 大方、夢と現実の区別が付いていない、ところだろう。 唇から舌を出せば銀色の糸が橋を架けた。 「おはようございます〜」 「…ッ、朝っぱらから何、してんだよオッサン」 ガイは溢れ落ちた2人の唾液を手の甲で拭った。 それも少し、頬を赤らめて恥ずかしそうに。 「おや、心外ですねぇ。恋人のキスで起こされて満足でしょう?」 「起こし方が、問題だ…」 END. UNDER.あとがき 09/09/24 ◆あとがき◆ え、これで終わり?ってブチ切り感がありますが、ここで終わりです。 ほのぼの…なんですかねぇコレ(聞くな 何故すぐ起きないのか、ガイ様。 前にPGでガイ様華麗に寝ていたネタをやったので今度はJGで。 もっと起きた後2人を絡ませた方が良かったですかね(汗 そしてSSと言いつつ、毎回長ったらしくなってしまいます。 もっと簡潔な文が書きたい、です。 最後まで呼んで下さった方、いましたらありがとうございました! 村瀬りんく [戻る] |