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clap13
clap12(JG前提PG)の続きになります
下の文はJGです




「…何ですか、これは」

情事前、目前には不快な表情をしたジェイドが問い掛ける。
トップスを脱がされた俺は…いや、脱がされるまでもなくその跡は丸見えだった。
昼間に陛下に嫌がらせ半分につけられた跡が、くっきりと。

「これには…その、色々訳があってだな」
「言い訳は聞きたくありません」

インナーがはらりと滑り落ち、上半身が晒されるとジェイドの怒りは頂点に達した。
いくらなんでも多すぎる跡に嫉妬したのか、眉間が曇る。

「…旦那?」
「陛下に隙をみせましたね…全く」

ジェイドの一つの癖であろう、眼鏡をくいっとかけ直す仕草。
それは深い溜め息と一緒に吐き出された。

「そんな悪い子にはお仕置きが必要ですね」
「は?まだ俺は陛下の仕業だなんて一言も…」
「分かりますよ。人のモノにちょっかいを出すような腐れた根性の持ち主が考えることぐらい」

相変わらず鋭い洞察力だ…。
いまだに陛下とは仲が良いのか悪いのか、よく分からない。
そんなことより、俺の今の立場凄く悪くないか…?
とばっちりを受ける損な位置に居るような気がするんだ、が。

「わっ…とと、」

ぽすり、とベッドに仰向けに寝かされ後から覆い被さるようにジェイドが近付く。
眼鏡は外されていた為、直接紅い瞳が俺を見つめる。
瞬き一つもしない。

「さぁ、どんな風に私にお仕置きされたいですか?」
「聞くのかよ、それ…」
「ちゃーんと答えて下さい、ガーイ」

ジェイドの指先が、そろりと胸の突起をかする。
確信には触れない。
多分わざとだろう。
いや、多分なんて曖昧なことではない。

「このまま、貴方は私に抱かれたくてうずうずしているんですよね」

勝手なこと、言ってら。
しかし身体は正直に反応してしまっているのが現状だ。
胸の快感は何故か腰に到達する。

「…そーだよ。だから、早く。お仕置きでも何でもしやがれ」
「他の男に身体を預けたくせに…よくそんな台詞が吐けますねぇ」

半分やけくそ状態。
こうでもしないとジェイドと張り合える気がしないからだ。
くいっと垂れていた長髪を鷲掴みし、顔同士の距離を縮める。

「これは不本意で…俺の意思じゃ、ない」

陛下にまんまと嵌められたのだから。
それは俺の意思でもなく、答えでもない。

「…では、今の貴方の言動は?」

腰が、浮く。
ジェイドが俺の中心を撫でるように下から触れてきたからだ。

「お仕置き。…旦那に、お仕置き…シて、欲しい…」

陛下によって残された跡を指でなぞり、甘えるようにジェイドを求める。
ここまでくると自分でも天性のMなんじゃないか、と自分を疑いたくなる。

「無防備な淫乱な子には、厳し〜いお仕置きをして…差し上げますよ」





つづく
2010/04/18〜05/24

(あとがき)
前回PJGの拍手文の続きです。
中途半端な終わり方をしてしまい、申し訳ない…!
次回はお仕置きのターンを予定しております。
どうせお仕置きと言いつつ、甘く仕上がってしまうのでしょうね…!
鬼畜なJGを目指したいと思いますっ。
結局ピオくんは出番無しなのかな…^^;?



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あきゅろす。
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