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「ガイラルディア、…ん、」

陛下がなんともご不満そうな顔をしている。
不意に公務中、後ろから呼び掛けられた。
指を差しているのは首…いや、うなじか。

「…?どうかしたんですか、陛下」

陛下は自身のうなじを差している訳だから、何か意味があるのか。
直ぐ様近寄って確認してみたが、何かがある訳でもなく。
ついには喧嘩越しに言い寄られる。

「お前…単に気付いてないだけなんだか、俺に見せつけてんのかどっちなんだ」
「だからなんのことですかっ」
「そのキスマーク」

今度は決定付けるかのように一点を指差される。
陛下から発せられた単語を聞き、まさかと思い、手で押さえ隠しながら近くの鏡へ。
確認すると、くっきり写っていた。
チョーカーに隠れきれていない、鬱血の跡が。

「〜〜っ!」

昨日にはこんなもの存在していなかった。
と言うことは、昨晩の夜ジェイドに気付かない内にしてやられたという訳だ。
ジェイドに背中を向けるような体位だったから…じゃなくてっ!

「どうやらお盛んのようだなぁ、お前ら」
「い…いや、これは…ただの虫刺されですよっ!」

先程から受けていた不自然な陛下の目線は間違いではなかったらしい。
不機嫌だった原因は、これか。

「は〜ん…随分器用な虫がいたもんだ」
「…ッ!?」

肩胛骨まで服をずり下ろされる。
そこに現れたのは一点ばかりではなく、複数の跡。
どれも虫刺されの痕と言うには程遠い、所有印の証。
これでは最早回避の術がない。

「見せつけてくれるよな〜ジェイドの奴」

跡をなぞるように陛下の手が移動を始めた。
少しばかり指先が冷えていて、背筋がぞくぞくする。

「じゃあ、俺は前を頂こうか」
「ひッ…」

文字通り陛下は鎖骨、首筋に食らい付いてきた。
壁に身体を押し付けられてしまった為、身動きがとれない。
ちゅう、ちゅ…と近くで嫌でも吸われている音がする。

「…っ、陛下ぁ…!」
「何だ、ヨくなってきたのか?相手ならいくらでもしてやるぞ」
「違い、ますっ」

ようやく解放され自身の前を見れば、散りばめられた数々の跡。
酷いものは胸の辺りにまで。

「後でジェイドにとやかく言われるのは俺なんですからね…」
「おう、弄られて来い」

その時の、陛下の笑顔はここ最近で一番のものだった。




続き(JG)へ
end.
2010/03/17〜04/18

(あとがき)
しょうもぬぇえええ^^;
ピオくんがただ2人の関係に嫉妬した話です。
そんな温いことしてないで襲っちゃえばいいのに!←
多分こんなことはいつもの事だと思います。
ジェイドだから…わざとピオくんに見せつけている、とか。
だってジェイドですもの(笑
十分あり得ますね!
あれ、PGのはずがJGな方向へ\(^O^)/


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