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ほのぼの





会議が終わり私室に戻ると、ガイラルディアがソファに横たわってすやすやと眠っていた。
思わず物音を立てないように忍び足になる。
違うソファにはブウサギ達が一緒になって寝息をかいていた。
ブラシが近くに置いてあるところを見るとブラッシングをしてくれていたのだろうか、ブウサギの毛並みは綺麗に整えられている。
そっ…とガイラルディアの寝ているソファに近付き床に腰を落とす。
起こさないように、慎重に寝顔を伺った。

(無防備にこんなところで寝やがって…)

ここまで近付いても起きないだなんて。
いつものガイラルディアならあり得ないことだ。

(相当、参ってるってか)

無意識下になっているこいつの使用人癖は今となっても、なかなか抜けない。
休む時はきちんと休めと言っているにも関わらずよく働いてくれる。
柔らかそうな金髪の髪を触るように、頭を撫でてやった。
それに反応してか、ガイラルディアは「んっ…」と小さな声を漏らす。

(か、可愛いすぎる…!)

少しだけ寝返りをうって起きるのか、と思ったらまたすぐにさっきの気持ち良さそうな表情へと戻った。
規則正しい寝息が聞こえてくる。

「ちょっとだけなら良いよ、な…」

顔に近付きガイラルディアの衣服に手を忍び込ませようとした、瞬間。

「のわっ?!」

何かに後ろを強く引っ張られバランスを崩し尻から床に落ちた。
それほど大きな音を立てたわけではないが寝ている本人が起きてしまわないかどうか、慌てて開いた口を手で閉じた。
周りを見渡すと先程の後ろを引っ張った犯人がこちらを見つめていた。

(可愛い方のジェイド…お前か)

「プギッ!」

可愛い方のジェイドは未だに衣服の端をくわえてガイラルディアから俺を遠ざけようとしている。
ガイラルディアの睡眠を邪魔するな、という意味なのだろうか。

(これが可愛くない方のジェイドだったら腹立つところだが…)

宥めるように可愛い方のジェイドの身体を撫でてやった。

「わかったわかった、俺の負けだジェイド」

すると可愛い方のジェイドは引っ張っていた服を離した。
ガイラルディアの居る方へと近付いてくる。

「何だ…お前も心配してるのか?ガイラルディアのこと」
「プギギッ」
「そうか、じゃあこいつが起きるまで一緒に待ってるか」

ガッツかないで、たまにはこういうのも有り…だよな、ガイラルディア?





END.
UNDER.あとがき
09/08/07

◆あとがき◆
突発的なSSですみません!
自分が寝転がっていたらこんなネタを思い付きました。
ピオくんが会議行って帰ってくるのを待っていたらいつの間にか寝ちゃってた、というガイ様。
悪戯しようとするピオくんを止める可愛い方のジェイド。
軽く三角関係ですね^^
ああ、この後可愛くない方のジェイドが2人の邪魔をしたとかしないとか。←
やっぱりガイ様は苦労人。

最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました!

村瀬りんく


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