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clap11



「ガーイ。何をしているんですか?」
「見て分からないか?チョコレート作り」

キッチンに用意されたものは、この日の為に買っておいたチョコ作りの材料。
材料…と言ってもチョコレートを手作りするわけではない(流石の俺でも、な)
今はウェイター風のエプロンを着けて、チョコレートを湯煎しているところだ。

「確かジェイドは甘いの苦手だろ?だからブラックチョコを使たガトーショコラでも、って思ったんだが…」
「そうですねぇ…甘いものは少々苦手です」
「言うと思った」

湯煎に専念している為にジェイドと面と向かって会話はしていなかったが、すぐに向き合う形になる。
腕を背後から持っていかれた。

「しかし、あなたと迎える大人の甘〜くとろけてしまうような時間は…大好きですよ」
「…言うと思った」

衝撃でパシャ、と湯煎に使っていたヘラがチョコを腕に跳ばす。
キッチンの台へ押し付けるようにしてからジェイドはそれに気付く。

「おや、勿体無い…」

とろけて指からこぼれ落ちてしまいそうなチョコをわざとらしく、赤い舌を出しながら舐め取る。
指の間を舌で埋めてしまうほどまでに。
本当に…よくここまで恥ずかしがらずに出来るものだ、と無駄に感心してしまう。

「っ、おい…ジェイド、」
「…何です?」
「いつまで指、舐めてるんだよ…」

付いたチョコは無くなったはずなのにジェイドがいつまでも指を可愛がっているものだから。
注意をすると、ジェイドは先程まで湯煎していたチョコを手に取り、俺の鎖骨に垂らした。
トロリ、と白い肌に余計映えてしまうチョコレート。

「いえ…ね、どちらも美味しそうだったので、つい」
「ちょ、やめっ…」

休むことなくジェイドが与えてくる愛撫を振り切ることが出来なくて。
次第にそれはエスカレートしていき、胸元を直に曝された。

「ばかやろっ本当に、いい加減に…!」

言葉で抵抗をしつつもはやる気持ちなのかは分からないが、心臓が荒く波打つ。
それがジェイドにバレてしまわないかどうか妙な冷や汗をかいていた。
だんだん、舐め取る舌が胸の飾りへと近付く。

「っ、ふぅ…んん…!」
「ここにもチョコレートをたぁーぷり、垂らしてあげましょうね」

核心に、垂れてくるチョコレート。
それを下から掬うように周りを徘徊してからぷっちり勃ち上がった中心へ。

「あ、あぁあっ…」

ちゅう、ちゅうとチョコと一緒に吸い上げられる。
もう片方も忘れてはいない、と片手でころころ芯を探られ遊ばれる。

「そんなにおっぱい気に入っちゃいました?」
「ひぃんッ!ぁあ、そんなっ、わけっ…」
「その顔では説得力の欠片もありませんねぇ」

クスクスと笑われているにも関わらずどこか悦んでいる自分がいる。
ああ、これほどまでに俺はマゾヒストだったんだな、と自覚させざえるおえない。
ようやく解放されたのはボウルの中のチョコが無くなり、ジェイドの欲が一段落落ち着いた頃。





(アンタのせいで、結局何も作れなかったじゃないか…!)
(私はあなたをチョコと一緒に堪能出来ただけで満足ですよ)
(そういう問題じゃ…)

end.
2010/02/14〜03/17

(あとがき)
ヒィイイ物を投げないで下さい。←
久しぶりにストーリーも糞もないものを作ってしまいました…^^;
バレンタインデーなので、折角ですからチョコレートでジェイドに遊んで貰おうかな、と。
キッチンで何してるんだこいつら…!
あれ、ガイからジェイドに告白していない…なんてことだっ。
ホワイトデーにリベンジしたいと思います。
確か1年前にも同じことを言っていたような^^←

最後まで読んで下さった方々、ありがとうございましたv



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