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果てる時は共に



「…ガ、イ」

綺麗に整っていたはずのシーツは、もみくちゃに数分前の形を無くす。
当たり前だ、ベッドの上で男と男が繋がり合っているのだから。
枕も、本来の使い方ではなく腰の下に挟まれている。
少しでもこちら側の身体への負担削減と言うことだろう。

「ガ…、ィッ」
「ぁあっ!」

単に一ヵ所を軽く抉られただけで女の人のような甲高い声が漏れる。
身には首のチョーカーしか着けておらず、ほぼ裸の状態だ。
もちろん目の前に居る、眉間を寄せているジェイドも裸。

「…も、早くっ…イけってぇ…」

首に回していた腕に力が入る。
その手は時折痛みに反応してかジェイドの背中に爪を立てる。
少しの痛みぐらい我慢出来ないのだろうか、この身体は。

「な、早くっ…いつまで…このまま」
「貴方はまだ一度もイってないでしょう?」
「っつ…!」

先程まで伏せていたはずの顔をこちらに見せたかと思えば、頭にくるぐらいの笑み。
ついには腰が浮き、グイグイとジェイドの一物が挿りきるところまで押し込まれる。

「ひぃん、ぁあ!腹まで…きてるっ」
「はっ…どうです、貴方の奥まで私が埋まっているのが…分かりますか?」

比べ物にならないくらいのスピードで繰り返されるものだから、ベッドが軋む。
一定の感覚でギシッ…ギシ、ギシと。
ときたま俺の喘ぎ声が混ざり、これでは隣の部屋に最中ですと言わんばかりの物音だ。
まぁ…今更仲間にバレたって仕方がない。
それでもジェイドは俺との関係を断ち切ろうなんてこと、思うはずないのだから。

「ば、かっ早く…先、イけよッ」
「…ご冗談を」

クスリ、と上から笑われる。
それは上品かつ怯える程の微笑みでもあり、かいていた汗が引いてしまいそうな不思議な感覚。
ただ、尻尾を丸めて身を震わせる仔犬のよう。

「果てる時は共に…でしょう?、ガイ」
「!?…や、ぁ、やぁん!イっちゃ…ジェイドォッ」

グチュ、ヂュクッと上下に一物がジェイドの手で擦られる。
身体の芯に何かが痺れ駆け巡る感覚に、気を失いそうになった。
…と、同時に背中に爪を立てる。
俺がほぼイった時、ナカにドロリとした生暖かい液体が注がれた。

「っ…最低、だな…」

ぽそり、と呟く。
聞かれない程度の音量で答えたはずなのに。

「一緒にイけて貴方の好きな中出しされて最高、の間違い…では?」




アンタは良いだろうけどな、俺は――…



end.
2010/03/13

(あとがき)
締めが甘いっ!(文章的に
突発文なんてこんなものですよ…。
もしもシリーズと比べて、こちらのお題はどうもネタを考えるのが難しい気がします。
何だかレパートリーが広すぎる気がして…^^;
だって『外』とか何でも有りですよね!
逆に『銀色の糸』は難しいです。
どう表現したら良いのか悩みます。
そこをどう文章で表す、というところで腕が試されるのでしょうかね…(ガタブル

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