08'J誕
貴方にたくさんの祝福の言葉を。
「年は取りたくないものですね…」
隣にいるジェイドが頭に手を沿え、ふと溜め息をつきながら言う。
「何言ってんだ旦那。人は年を取る生き物なんだぜ」
「まぁ、それはわかっていることなのですが…」
沈黙が続く。
ジェイドは未だに考え込んでいて俺が彼にずっと視線を送っていることに気付いていない様子だ。
「だーんーなっ」
「……………」
今度は俯いている顔を覗き込みながら名前で呼んでみる。
「…ジェイド?」
「あ…はい。何ですか、ガイ」
「何ですか…じゃないだろ。さっきからずっと黙りこんじまって」
「すいませんねぇ。少し考え事をしていたもので」
そう言うとジェイドはまた先程と同じ状態に戻ってしまった。
「なぁ、ジェイド」
「…はい?」
「例え俺達が年を取ろうが、ジェイドが今まで以上のオッサンになろうが…俺はずっとアンタのそばにいるよ」
「…ガイ…」
お互いがどんなに年を取ろうがこの俺のジェイドへの想いは決して変わることはないから。
だからそんな顔をしないで。
どうかそんなに悩まないで。
「ジェイド、誕生日おめでとう!」
とびっきりの笑顔を貴方に。
「…ありがとうございます」
ジェイドは少し驚いてから俺に微笑み返した。
今日が、貴方にとって今までで最高の1日になりますように。
『誕生日、おめでとう!』
貴方にたくさんの祝福の言葉を。
END.
08/11/22
◆あとがき◆
40分製作小説。←
何だかガイジェ要素が入ってしまったような気がしますが気にしないで下さい。
唐突に書きたくなりましたジェイド誕生日小説。
ジェイドがずっと何かに悩んでいますがそれ、決めてません。←
とにかく、ジェイド誕生日おめでとう。
これからもガイにぺたぺたかぷかぷやってくれ^^
村瀬のサイトのガイ様は淫乱仕様ですから。
たまに黒いという設定(笑)
それでは、最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました。
気に入ってくれましたら感想等、拍手・掲示板にてお願いします^^
村瀬りんく
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