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シリアス





どうしてだか分からない
突然、目の前が真っ暗になっていた

うっすらとした意識の中見えたのはペールの背中、ただそれだけで
目が覚めてから状況を説明されても幼い俺には現実を受け止めきれずにいた
その小さな俺は復讐を、心に決めた





「何を、思い出していたんですか?」

しん…と静まり返った宿屋の二人部屋。
唐突にジェイドが話し掛けてきた。
ベッドの上で音機関をいじっていた手が自然と止まる。

「…ん?何でも…ないさ」

ジェイドからしたら明らか不自然だっただろう。
図星だったものの何事もなかったかのように答えた。

「あなたは…いつも嘘をつく時は相手と目を合わせようとしませんね」
「…そんなこと、」
「ありますよ」
「………」

暫くの沈黙の後ふぅ、と軽い溜め息を漏らしジェイドはベッドの横に転がっている譜業の部品を拾ってくれた。

「分からないわけ、ないでしょう。あなたと私…一体いつからの付き合いだと思っているのです?」

部品を渡されると同時に、ジェイドは向かいのベッドに腰をかけた。
腕を組み足を組み始め、向かい合う。

「付き合いって…そんなに長くないだろ、俺達」
「おや、バレてしまいましたか」

ふっと笑いかけてくれたジェイドの笑みがとても優しさを帯びていて、何だか安心出来た。

「話したくないのならそれで良いですよ」
「―――…うん」

いつかは自分の過去を全て話さなければならない日が来るかもしれない
いや、きっと来てしまうだろう
復讐の為にこの場にいる…だなんて

「あなたが話したくなった時に、話して下さい。その時はいつでも聞き入れて差し上げますから」
「…うん、」

ああ、俺はこの人を…好きで良かった

「ありがとう、ジェイド」
「…どういたしまして」

今はまだ話せないけれども
もう少し時間が経てば話せそうな気がする
歪んだ自分の過去の全貌を
全て、この人に―――…





END.
UNDER.あとがき
09/07/05

◆あとがき◆
たまに意味不明な文章を書くのが好きです^^←
ジェイドはガイ様の良き理解者であって欲しい、と思ったらこんな感じになりました。
ガイ様のことは多分なんでも知ってるよ、この人。

最後まで目を通して下さった方々、ありがとうございました!

村瀬りんく



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