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G精神不安定



週末によく表れる症状
それは思考を蝕み記憶を麻痺させ、感情をも揺るがす
本人は平気だ、と言いながら無理に笑顔を浮かべているのがバレバレだった
――その姿を見て、胸が傷んだ







「あぁあ、やめて…っ…来ないで…たすけて、姉上っ…!」

赤ん坊の夜泣きのように夜の闇が広がった頃に始まる。
普段通りに寝ていたかと思えば、急に子供のようにベッドの上で駄々をこねては泣きじゃくる。

「嫌だ…いやだいやだっ…あねうえ、姉上どこぉっ」

仰向けに、天井に向けて手を目一杯広げている。
届きそうで届かないこの間隔がもどかしい。
出来ることならいっそのこと、手を届かせて楽にしてあげたい気分だ。

「ガイラルディア、様」

ぎし、とベッドに乗り掛かり身体を起こさせ深呼吸をさせる。
その間に、一筋の線を作ってしまった頬の涙を拭き取った。

「ヴァ…ン、はぅ…ヴァンデスデルカッ…」
「大丈夫です。ガイラルディア様」

身体を密着させ、しかと抱き締める。
胸に顔を埋めるなり、余韻からかすすり泣く声がした。

「私が側におります。…ですから、どうかお気を確かに」

背中に手をやり、優しく揺すっていく。
ひくっ…ひっく、と度々上下に揺れていた肩は落ち着きを取り戻し始めた。

「っ、は…ヴァン…!」
「はい。ガイラルディア様」
「もう…俺のそばから離れないでくれっ…1人に、しないで…!」

そんな、貴公を自ら手離すようなことなんてするものか
むしろこの手で留めておきたい
一生このまま弱味に漬け込んでまで、自らのものにしてしまいたい…

「私は何処へも行きません。貴公が望む通りに、貴公の望むままに」

もし、目障りだと思うならば消えましょう
もし、うるさいと思うならば去りましょう
もし、貴公が私を望むならば…その期待に答えましょう
どうか、これ以上貴公が忌まわしい過去に捕らわれる姿は見たくはない

「ヴァン…」
「私の一生を、貴公に捧げます」

身体を包み込む腕に力が入る。
それは、一心不乱に。

「愛して、おります。ガイラルディア様」





END.
2009/12/16

◆あとがき◆
VGを書くといつも同じような内容になってしまうような気がします^^;
うちの首席総長はガイ様に対して、固い忠誠心を持っています。
何だかクサい台詞を吐かしても違和感がないような…(笑
ちなみに、子ガイ設定ではありません。

最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました!
村瀬りんく


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