長編小説 H ハル視点 本当に面倒だけど島村にメールを打つ。 ----------------------- sub: 本文:今度一緒に飯食おう ----------------------- メールの間ずっとユキが見ていた。 俺が島村のメアドを知っていたのが意外なんだろう。 俺だって、今回のことがなかったら知りたいと思わない。 すぐに返事がきた。 ----------------------- sub: 本文:いいの?嬉しい(^○^)いつにする? ----------------------- ----------------------- sub:re: 本文:今週の金曜日に俺の家で飲もう。 ----------------------- ----------------------- sub: 本文:うん(^^♪楽しみにしてる。 ----------------------- もう返信したけどユキには「いつにする?」なんて聞く。返信するふりをして島村からのメールを削除する。 気持ち悪いもんな。 ふぅ、とりあえず明日と明後日は学校行ってユキの様子見ないとな。 朝は、俺が「友達やめろ」って言うとおとなしく頷いたけど、そのあとに「やっぱキヨと食事行こう」とか言うし。 ユキのほうから島村と離れればいいが、優しすぎだな 。 こうなったら島村のほうから離れてもらうか。 [*前へ][次へ#] [戻る] |