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18禁短編集
犬(露出・小スカ) 1000Hit記念
「…ふッ…ふ…ン」

暗く静かな深夜の住宅街。
僕の呼吸の音だけが響く。
僕の今の格好はとても人に見せられない。
裸に靴下。
乳首は洗濯ばさみで挟んで、お尻の穴にはふさふさとした毛のついたバイブを突っ込んでいる。
口には赤いギャグボール。

でも、人に見られたらダメという気持ちが僕を興奮させる。
最初はノーパンで歩くだけで興奮した。
そのうち乳首を弄りながら徘徊するようになり、今では全裸で、道具を使うまでになった。

もうそうしないと興奮出来ない。


街灯の下までくると、暗闇から急に男の声がした。

「そこに誰かいるのか?」

声のしたほうを見るが暗くて顔までは見えない。

しかし向こうからは僕の姿は丸見えだろう。

あわてて逃げようとした瞬間しっぽのついたバイブがズルリっと僕から出て行った。

急な喪失感に僕はへたり込んでしまった。


男の足跡が響く。
こちらに近づいてくる。
次第に男の姿がはっきりする。

20代で僕より少し年上だろうか。

「ただの変質者かと思えば、犬か。」

「ふッ…?」

男の言っていることが分からなかった。

「変質者なら警察に突き出そうと思ったが、犬ならそうはいかないな。」

僕は男の「警察に突き出す」という言葉に恐怖した。

会社をやめさせられる。
これからどうすればいいのだろう。
周りの人の目が…。
家族はどう思うだろう。

いろんな考えが一気に頭の中を駆け巡る。

「まぁ、本当に犬なら小便撒き散らしてマーキングするはずだがな。」

その瞬間僕は男の言わんとすることが分かった。

「警察に突き出されたくなかったら、今すぐ犬のようにここで小便をしろ。」

そういうことだろう。

僕には迷う余地がない。

すぐに四つん這いになると、片足を上げる。


少し力無と、下腹部にズンっとした重みを感じる。
その瞬間僕のペニスからは勢いよく小便が飛び出した。

ジョロ――ジョロロォー


ただひたすら小便することに集中する。

灰色のアスファルトの色が濃くなる。



チョロチョ…チョロォ……



しばらくすると勢いが衰え、ポタポタとペニスを伝って太ももを濡らす。

全て出し終えると足を下ろし四つん這いに戻る。
ずっと上げていた足が痛い。

恐る恐る男を見上げると満足したような顔をしている。

「うん、確かに犬のようだね。そんな恰好で小便撒き散らすのなんて人間じゃないからね。」

男の言葉に恥ずかしさと悔しさを覚える。


でもこれで帰ることができる。
家に帰ったら全部忘れるんだ。
もう二度と露出なんかしない。
こんな恰好絶対にもうしない。



そう決意した時だった。

「野良犬のようだから私が拾ってあげよう。嬉しいだろう。これからお前は私の可愛いペットになるんだ。」

僕はすぐに男の言葉を理解した。

あぁ……、家に帰ることはできなそうだ。

いや、人間にすら戻れなさそうだ……。




END

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