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妄想圏外区域
C


「てめぇはどーしようもねぇ馬鹿みたいだからな、もう一度言っておいてやる。…プロミネンスの名に縛られてサッカーが出来ねぇからってこいつらに当たんじゃねーよ」

「っ…、黙れ!!」


つい最近聞いた名前が出てきたことにびっくりするよりも、また殴りかかりそうな彼を見て身体が反射的に動いていた。


「駄目っ…!」

「な…っ」


ドッ、という鈍い音がした。

薄れゆく意識の中で、誰かが僕の名前を呼んでいる気が、した。


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