妄想圏外区域 ボールペン上段構え (ED後/吹雪視点) 「そういえば南雲君。木暮君や不動君にはもう謝ったの?」 「あー…、あのチビになら、一応」 「不動君には?」 「……」 つい、と目を逸らす南雲君。…うん、分かりやすい。 「色々とごたごたがあったけど、不動君を殴ったことは忘れてないよね?」 「まあ…覚えてはいるけどよ。あん時はまだエンペラーズが解散してたって知らなかったからしょーがねぇだろ」 「エンペラーズ…?」 随分前に聞いたことのある言葉。 僕が首を傾げると、南雲君は知らないのかとでもいうような目を向けて、口を開いた。 . [*前へ][次へ#] |