妄想圏外区域 B 「さあ」 「さあ…って、自分のことだろ」 「取り敢えずあいつが俺に勝ってから考えることにするよ」 「お前それレベル高くねぇか?あいつも災難だな…」 俺等が言う『あいつ』はこの高校にはいない。 サッカー馬鹿でスピード馬鹿。 唐突に現れては俺に勝負を挑んで、でもいつも負けて、けれど絶対諦めない窮極の馬鹿。 吹雪と南雲のことも気になるけど、染岡の言う通り自分のことも少し気にしてみようか。 まあ、あいつがスピード勝負で俺に勝ったら、の話だけど。 疾風少年邁進中 (よお風丸!今日こそは絶対勝ってやるからな!俺の彼女になる覚悟をしておけ!) (俺は女じゃないから彼女になれるわけないだろ) (むむ、じゃあ嫁でどうだ?これで文句ないだろっ) (…お前、ほんと馬鹿だよな。霧隠) ――――― おかん染岡とクールビューティ風丸さん 染岡さんは吹雪君のこと弟というか息子のように想ってたらいい← 同い年だけど(笑) 霧風に需要があるかは分からないけど私はこの二人が大好きさ! 20100405梼獄驥 [*前へ][次へ#] |