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*Heart Swing*
7*

『すみません、どうぞブラックコーヒーです。』

渚は精一杯の笑顔をつくって、
静かにテーブルに置いた。

東条はそれを手にとり、一口飲んで

ふと、気づいた。



自分は

このコーヒーの味を知っている


ずっと前から。



思わず言葉が漏れた。




「……うまいな」



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