ハルヒSSの部屋
小ネタ「長門ナガモン語ガタリ」
「なぁ、長門」
「何?」
「いや、お前が文庫なんて珍しいと思ってな。何読んでんだ?」
「女性教員が素行不良の生徒に対して体当たりで教育をする話」
「おお、熱血モノか」
「否。血は出ない。非処女」
「何読んでんだ!」
「通俗的に言えば官能小説」
「分かってんだよ、そんなのは!」
「当然、生徒は一人ではない」
「そんな追加情報は要らない!」
「体当たりしたりされたりする」
「それを『体当たりの教育』と呼ぶのなら熱血教員は全員塀の中だ!」
「最新刊は女性教員が非常に積極的」
「謝れ! 全国の教師に謝れ!」
「ユニーク」
「違う! それを『個性的』とは断じて認めない!」
「……貸す?」
「……お、お前は俺を試しているのか! 試しているんだな、長門ぉっ!」
「教員はポニーテール」
「……くっ、俺はそんな安い男じゃない!」
「挿絵はのいぢ似」
「貸して下さいお願いします」


「長門……何、読んでんだ?」
「裏四十八手」
「表読了済み!?」
「実践は未だ」
「それまで済みだったら、お前は俺の知っている長門ではない別の宇宙人と認識させて貰う」
「……処女厨?」
「どこでそんな言葉を覚えた!?」
「安心して欲しい」
「安心出来ない! いつの間にか若年層を蝕む性の乱れの最前線に配属されちまってた!」
「淫らではない、未だ」
「みだれ! 『ら』と『れ』は聞き間違える方が難しい!」
「うかつ」
「違う! 故意だ!」
「行為?」
「『う』が入る余地なんて作っちゃいない!」
「恋よりも行為」
「どこのエロマンガだっ!」
「……恐らくはレイプ先にありき」
「なんだ、その顔は! 上手い事言ったつもりか! 言ったつもりなのか!?」
「イった振りは相手を傷付ける。ダメ、絶対」
「薬物中毒のポスターみたいに言っても、そのポスターは派出所に張れません!」
「大丈夫。防犯のポスターにもモザイクを見た記憶が有る」
「アレはプライバシー保護のポスターだっ!」
「アダルトビデオもプライバシー保護の目的で眼にモザイクが掛かっている。同じ」
「素人さんだから仕方無いんだよ! 一緒にしちゃダメ! むしろ正反対!」
「そう言えば男女がまるで逆を向いている体位が存在する。興味深い」
「正反対から、そんなモン連想するんじゃねぇぇっっ!!」
「また、図書館で」
「またも何も無いから! あの時、少しジーンと来た俺の純情を返せ!」


追記:神原が可愛い

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あきゅろす。
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