彼氏と彼女
彼氏と彼女 (遊園地)
彼女「ついに来ちゃったね……遊園地!」
彼氏「ついに出ちゃった……うんち!」
彼女「臭いの原因あんたなの!?トイレ行きたいなら言ってよ」
彼氏「男がそんな恥ずかしいこと言えるわけないだろ!」
彼女「結果的にもの凄く恥ずかしいことになってるよ!?……トイレ行ってきてよ……」
10分後……
彼女「OK?」
彼氏「あぁ、ギザスッキリしたよ」
彼女「ギザっていうのやめてくれる?」
彼氏「でかい遊園地だな」
彼女「日本一の遊園地だからね。今日は連れて来てくれてありがとう」
彼氏「礼なら俺に言えって」
彼女「言ったよ!聞いてた!?」
彼氏「まぁ、そんなことはいいから……さぁて、まずは何コースターから乗る?」
彼女「コースター限定!?ジェットコースターしかないじゃん!」
彼氏「お前がそこまで言うならジェットコースターから乗るか」
彼女「何なのこのトラップ!私のワガママで決定したみたいになってるし……」
彼氏「パプロ――ジェットコースターすげぇ並んでるなぁ」
彼女「今なんか言いかけたでしょ!?パプロって何?パプロの続きが気になるんだけど……おばけ屋敷にしない?最近のはすごいらしいよ」
彼氏「じゃあそうしようか……」
そしておばけ屋敷へ……
彼女「怖い雰囲気出すために暗くしてあるね」
彼氏「暗くて何も見えないよ……目つぶってると」
彼女「当たり前だろ……キャー!幽霊出た!」
彼氏「うわぁ!……え……佐々木?」
彼女「友達!?気まずい偶然」
佐々木「あれ?久しぶりー」
彼女「なに普通に会話してんのよ。仕事しろ」
彼氏「もうすぐ出口だな」
彼女「佐々木無視!?佐々木との会話が盛り上がる流れだったけど……まぁ、いいか……ふぅ、終わったね。怖かったぁ。もう汗でびしょびしょ」
彼氏「俺も……パンツびしょびしょ」
彼女「また漏らしたの!?」
彼氏「佐々木め……」
彼女「佐々木のせいにしてるし。ちょっとそこのベンチで休もうよ……よいしょ」
彼氏「あのさ、渡したいものがあるんだ」
彼女「え、なに?」
彼氏「記念日にプレゼントしようと思って、仕事頑張ってついに手に入れた」
彼女「嘘……全然知らなかった」
彼氏「給料三ヶ月分の……69万円」
彼女「お金!?数字がリアルすぎて受け取れないよ!」
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