先生 × 生徒シリーズ (with かずねちゃん) 2 あれ……? 此処、何処だ? 今、僕が居るのは鮮やかなブルーのシーツが掛かったベッドの上。 周りを見渡せば、テレビやパソコン、CDデッキなどが置いてある。 この部屋の構造、見たことある。 確か、太郎の部屋だ。 自分の中で答えを考えていると、肯定するかのように太郎が現れた。 「晴希!! お前、大丈夫か!? いきなり倒れるからビックリしたよ」 「あぁ…、大丈夫。 何で僕倒れたの? ってか、此処何処?」 「此処は俺ん家。 倒れたってゆうか……」 「何? はっきり言ってよ」 「お前、告白のこと…さ、」 告白………? こく、はく? あっ……… 「思い出してくれた? あれ、本気だから」 「えっ、友達としてでしょ? 太郎、冗談はほどほどに」 「冗談じゃない」 何時ものバカっぽい表情と違って真剣な表情。 自分が今まで一度も見たことのない顔だ。 「晴希…好きなんだ」 [*前へ][次へ#] [戻る] |