先生 × 生徒シリーズ (with かずねちゃん)
2
*先生said*
晴希が卒業して、早4年。
俺はまだ、あいつと出会った高校で教師をしている。
今日は高校時代から続く親友、香月 真琴(かずき まこと)と、飲みに来ている。
お互い仕事が忙しく、なかなか会えなかったがたまたま今日は2人とも休みだった為、久しぶりに会うことが出来た。
最初はお互いの仕事の話などをしていたが、いつの間にか恋愛の話しに変わっていた。
「なぁなぁ、優は結婚しないのか?」
「俺は結婚しないよ。
てか、無理だ」
「まだ、晴希ちゃんの事忘れられないのか?」
「忘れられないね。
晴希以上の奴は表れないよ。
そうゆうお前はどうなんだよ?」
「俺?俺も無理ぃ。
恋人はいるけど、相手男だもん」
そう。真琴はゲイだ。
俺は晴希限定だが、こいつは正真正銘のゲイ。
今まで付き合った奴は全員男。
だから、こいつには晴希との事を話せた。
「俺ら、お互いに大変だなぁ」
「だな」
真琴とあれから場所を変えて4時間程話した後、お互い明日仕事ということで別れた。
今、俺の歳は30歳。
一般的には、そろそろ結婚をするべき歳なのだろう。
だけど、俺は、もう恋をしないと決めた。
……、いや、出来ないのだ。
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