先生 × 生徒シリーズ (with かずねちゃん)
3
*先生said*
あいつと出会って、もう3年たつんだな……
あいつ……、晴希は俺の今までの…いや、今でも、人生のなかで出会えた1番の宝物。
何時もあまり笑わない晴希が、俺だけに見せるあの眩しいほどの笑顔。
キスした後のちょっと照れた笑い。
喧嘩しちゃって怒った時の顔。
寂しくて泣いてしまった時の涙。
どれも、俺を癒して、幸せにしてくれた。
先生と生徒の恋は難しい。
お互い、愛し合っているのに、こそこそ付き合うことしか出来ない。
そんな恋愛は辛い。
でも、好きになってしまったのだからしょうがない。
生徒として好きなんじゃなくて、1人の人間として好きなんだから。
だけど……、やっぱり世間は甘くない。
晴希が別れようって言ったのは俺の為を思ってだって直ぐに分かった。
今はもう、俺の事なんて何とも思ってないのかもしれないけど。
晴希には何時も我慢や悩ませちゃったりさせた。
別れを告げられる1ヶ月位前から、晴希はよく泣いていた。
俺にはバレないようにしていたみたいだが、直ぐに分かった。
晴希……、ごめんな……
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