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突然頭を床に叩きつけられる。
痛みはなかったけれど、すこし驚いた。

(俺の反応が、何か気に障ったのだろうか。)

ああもう、いちいちこいつのことを気にしなくちゃいけないのは本当に腹が立つ。


「叶多。」

「…はい。」

嫌な予感がする。
何故かって?簡単だ。

目の前の奴の声が、いつもの三割増しで低い。


「任務をあげるよ。君が、大嫌いな、ね。」

そういってそいつはにっこりと微笑んだ。




理事長がただものじゃないことは、気付いていた。

裏の事情にも、半端じゃないほど足を突っ込んでいるやつなのだろう、と。
それか、裏からLIARの最高責任者のあいつが操っているか。

Kが来た時点で、それはわかった。


それでもまさか、こいつがここにいるなんて思いもしなかった。

俺の目の前にいるのは、この男は、他でもなく…



LIARの最高司令官、笠城雅なのだ。




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あきゅろす。
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