修正版(途中)
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何故生徒会がそんなにご立派な役職なのか。
それは誰もよくわからない。でも別にそんなの知らなくていいことだ。
生徒の自主性がなんたら、とのたまってはいるが、実際のところ人気のある生徒の方がみんなをまとめられるのも事実。
人気がある奴は優秀であることも多い。
もちろん全ての人がそうというわけでないから、辞退制度というのもある。
喧嘩が強ければ生徒会と対立する組織(別に所属する人間同士が仲が悪いわけではない。)に入ることも選べる。
なぜ辞退制度があるのにわざわざ選ばれた人間はめんどくさい業務の多い生徒会に入るのかといえば、
それははじめに言ったように沢山の特権が得られるからだ。
例を挙げると、
・授業免除特権(毎テストで平均合計点数を上回ることが条件)
・特別キー特権(役員でないと入れない場所がある)
・一人部屋特権(寮の特別フロアの一人部屋に住める)
などなど。
ぶっちゃけ特別キーも一人部屋も要らないけれど、授業をさぼっていいというのは魅力的。
俺はこの学園を留守にすることも多い。
学生の本分は?という気はしないでもないがそこにつっこむ人間はいない。
俺がこの学園にいないことが多いのは、仕事上の関係。
俺は、バイオリニストだ。
5月から今までいなかったのも、コンサートツアーがあったから。
だから俺は、綺麗なものが好きだ。
そして醜いものが嫌いなのだ。
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