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修正版(途中)
2



俺は、醜いものが嫌いだ。

当然うるさい奴は嫌い。マナーのなってないやつも、嫌い。



だから、こいつ、嫌だ。


「なぁなぁお前名前なんて言うんだ!?」

うるさい。声も汚いし。
初対面でお前って…何様。


「いま「あっ、俺は天野柚!柚って呼んでくれ!!」」

名前呼びしてとか言われても…
仲も良くない人のことをいきなり名前でとか正直無理。
しかも明らかにこいつ俺の嫌いなタイプ。

…無理だ。絶対。

つうか被せるのそこ。
まあでも聞こえなかったんだろう。仕方ない


さすがに目の前でされた質問、しかもあきらかに俺に向けてのものをスルーできるほど俺ももう子供じゃないのだ。


「今田響。会計やってます。よろしくねえ。」

「響か!よろしくな!!」


え、名前呼び?呼び捨て?


「あの、俺2年なんだけど…君1年だよね?」

「おう!それがどうかしたか!?」

「一応先輩なんだけど…。」


もしかして帰国子女なのかも。だったら仕方ない、のかな。


「ん?だって俺たち友達なんだからそんなの別にいいだろ!?」

敬語なんてめんどくせぇし!とのたまう見知らぬ少年。


んんん?そういえば、この子誰?



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あきゅろす。
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