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修正版(途中)
5


「副会長には部屋で会ってもらうとかして…」

「じゃあシィァンが全部副会長の仕事やってくれんのか?」

「あ。」

「…だろ?」

「なーんで笹目はあんなに転入生君にべったりなのかねー。不思議。」

「ま、わからねぇでもないけどな。」

「そう?」

「珍しいからな、ああいう奴。」

「…?」

「この学園に、染まってない奴ってこと。俺らを特別扱いしない。」

「ふうん。まあ俺にはよくわかんないや。」

「確かにシィァンはあんなうるさいの嫌だろーな。」

「嫌っていうか、無理。だから生徒会室あんま来ないかも。」


それからはまた生徒会室には静寂が戻り、キーを叩く音と紙をめくる音が響いていた。



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あきゅろす。
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