修正版(途中)
4
「あれ、かいちょー?」
30分ほど経って生徒会室に戻ると、案の定響はまだ仕事をしていた。
日は長いとはいえ6時を過ぎれば暗くもなる。
響の顔の左半分だけが照らされて、赤い。
「副会長はー?」
「部屋に帰った。」
「ふうん。」
どうやら俺も副会長のように戻ってこないと思っていたらしい。
まあ笹目は自室じゃなくて転入生の部屋だけど。
「あ"ー…めんどくせー」
「何がー。全然仕事して無いくせにぃ。」
「あ"ー…めんどくせー」
「何が?」
「仕事。と転入生?」
「仲よさそうだけどぉ?」
「あいつは別に誰にでもそうだろーが。」
「じゃあここに入れなければいいんじゃない?」
「笹目に悪ぃだろ。」
あいつ転入生にベタ惚れなんだから、と会長が言う。
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