修正版(途中)
8
会長は席につくと、上を向いてため息をついた。
「あ"ー…めんどくせー」
「何が?」
「仕事。と転入生?」
「仲よさそうだけどぉ?」
「あいつは別に誰にでもそうだろーが。」
そうかなあ。会長には結構なれなれしいと思うんだけど。
ああでも、惚れてるんだっけ、会長に。なおさらうっとうしく感じるものなのかな。
「じゃあここに入れなければいいんじゃない?」
「笹目に悪ぃだろ。」
「副会長には部屋で会ってもらうとかして…」
「じゃあシィァンが全部副会長の仕事やってくれんのか?」
「あ。」
「…だろ?」
「なーんで笹目はあんなに転入生君にべったりなのかねー。不思議。」
「ま、わからねぇでもないけどな。」
「そう?」
「珍しいからな、ああいう奴。」
「…?」
「この学園に、染まってない奴ってこと。俺らを特別扱いしない。」
「ふうん。まあ俺にはよくわかんないや。」
あの子嫌いっぽいし。
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