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修正版(途中)
6

「柚、そんな奴に構ってないで僕と話しましょう?」

副会長の笹目が言う。
なんで笹目はこんなうるさい奴を生徒会室につれてくるのだろう。


笹目は中等部からこの学園に転入してきた。
だから他の奴らより知り合って日は短いけれど、でも仕事もできるしすごいやつだと思っていたのだ。
いつも敬語なのを誰かが聞いたら、そこは触れないでってちょっと困った顔で笑ってた。

別にこの転入生をここに連れてくる、というだけのことで嫌いになったりしないけれど…
不思議だ。


「俺は今彬としゃべってんのー!なあ彬!仕事ばっかりじゃなくてこっちきて話そうぜ!!」

「あ?ああ。」


そう言うと会長は席を立って応接セットのほうに行ってしまった。

まあ、会長は仕事してたし別にいいんだけどさあ。
誰かが止めないとやりすぎるしね、うん。


だからまあ、いい。んだけど。


「副会長、仕事たまってるっぽいですけど大丈夫ですかこれー。」

会長の机を挟んで俺の机とは反対側にある副会長の机にはなかなかの量の書類。


夏休み中とはいえ11月始めには文化祭がある。それまでもう2ヶ月もない。
夏休みに試合がある部活も多いから、その報告書やら何やらもまとめなくちゃいけないし。
意外に仕事はある。

声をかけてもこっちを見ようともしない。
転入生が横でなんかしゃべってるから聞こえなかったのかも。

…仕方ない。
仕事してなかったのは俺も同じだし、ちょっとぐらい、手伝ってやろう。

自分のバイオリンのせいで、大丈夫だとは言ってはくれてるけどやっぱり迷惑をかけてることぐらい、わかってるし。



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あきゅろす。
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