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詩集 No.1
いつか見たあれは、


いつか見たあれは、


月が零れる音がした
真っ黒な空は青に変わる
眩しさ 振りまきながら
今日も星たちが泣いている


夜と昼と朝と夕方が
ぐるぐる廻って君は生きる
多くの光と静寂を
産み落とすそれを何と呼ぼうか

涙なんてないけれど 声もきっと出ないけど
伝えたいことがまだあるの
だからお願い まだ行かないで

青空に融けている月はいつもよりも
遠くにあるようなそんな気がして
今僕ら見ているここよりずっと
先の先の命が消えていく


夢の意味と見果てぬ明日が
今日も僕らを迎えに来る
そんな大きなキャッチャーは
いつも誰かを取りこぼす

生きることってなんだろう 世界は広いというけれど
誰か答えを知っていますか
積み重ねていく 時間ばかり

青空に消えた月を探してる
白く濁った魚の目みたいな
それが生きるってことなのか
どうして僕ら繰り返すんだろうか

廻る廻る、僕らのいのち


*****

うーん…
一応「昼の月」がテーマですね。
でもなんか微妙だなぁ。まあいいや。

この詩自体は割りと気に入ってるほうに入る、と思う。



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