在世界一號,
17
「だって響、普通じゃん!こんなとこ歩いてたんだし!!」
ここ寮の廊下ですけど。
通らなきゃ何も出来ないんですけど。
まあ確かに具合悪いのもたいしたことじゃないし会長も過保護だとは思うけどさ。
それをあんたが言うのはおかしいでしょ。
ねえ、気づいてる?
それ、嫉妬って呼ぶんだよ。
あー、醜い醜い。
「なら別に彬が保健室連れてくこと、ないだろ!甘やかすなよ!」
「ねえうるさいから静かにしてくれない。俺頭痛いんだよね。
それとさー、嫌なら嫌って言えば?」
「…っ!響には関係ないだろ!」
えええー。
関係あるある。超ある。
「大体響は何でも彬に頼りすぎだ!!」
「んー?」
「仕事もしないし、彬だって響はもういいって言ってた!ダメだろそんなの!!」
『もういい』って。
あは。俺、本格的にお邪魔もの?
「そっかぁ…ゴメンネー。やっぱ部屋でおとなしくしてることにするよー。
かいちょーも、今までごめん、ね。」
「きょ…「おう!全然いいぞ!じゃあ彬、行こうぜ!」」
そっか。
うん、そうだよね。
ごめん。
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