[携帯モード] [URL送信]

在世界一號,
3

「仕事さぼって何やってたんだ、響!」

…あんたも授業サボって何やってんの。


「クラスに行ってもいないし!寮にもいないし!!」

…第三音楽室には一応住めるくらいの設備あるからねぇ。


「俺がどんだけ探したと思ってんだよ!」

…いや、頼んでないから。押し付けがましいんだけど、あんた。


「お前のせいで、みんな大変だったんだぞ!!」

…あんたのせいで俺は大変だったよ?


「ああもう、謝ったら許してやるから、ちゃんと仕事しろ!」


「……な…だ」

「はっきり言わなきゃだめだろ!」


ちょっと、ねえ?
いくらなんでもこれは俺も我慢の限界。





――「何様なんだよ、お前。」

「お前に謝らなきゃいけねぇ理由もねぇし、お前に許してもらう道理もねぇ。」

「失せろ。二度とその面見せんな。」



あーあーあー。
後悔はしてないが、なぜ堪えられなかった、30秒前の自分。



[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!