在世界一號,
3
ふざけんな。
「いいって言ってる。かいちょ、先に生徒会室行ってるからー。」
…ああもうめんどくさい!
同じエレベーターに乗るのでさえ嫌で、エレベーターとは反対側にある階段側に踵を返す。
後ろでまた汚い声が響くのが聞こえたけれど、シャットアウト。
あんなの聞く価値ない。意味ない。
こっちの話聞かないなら会話にすらならないわけだし。
ああでもそういえば、忘れてた。
生徒会室にも…あの未確認生物は侵入できるということを。
「響!なんで食堂こなかったんだよ!!」
…その前にあんたに指図される意味を教えてください。
「ちゃんと朝飯食べなきゃだめだろ!」
…俺の机にのってるパンと飲み物が見えないんですか。
「ほら、この菓子やるから!」
…というかそのお菓子、俺が、朝会った親衛隊の子から貰ったやつなんですけど。
もう一度言おう。
ふ ざ け ん な !
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!