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嘘つき甲斐くん
『ねーねー裕次郎。私の長年の疑問聞いていいば?』

「ぬーがよ〔なんだよ〕?」

『さて、取り出したるはこちらの本!ちょっぴり日焼けして色褪せて来たテニスの王子様40.5巻!通称公式ファンブックぅー』

「やる気あるんだかないんだか分からない紹介の仕方だな。で、ぬー〔なに〕?」

『202ページに書いてる個人データのことやさ!』

「?ぬーか変なとこあるばー?」

『ここ。“父親の職業”あんに!』

「ギクッ!」

『このページでは父親の職業は“酒屋”って書いてるあんに?』

「お、おぅ」

『問題はそのあとのページあんに。えっと・・・確か、あぁ、213ページの“しみぃてぃちゅんどートーク”のQ3の胸から下げてる指輪の意味に対する答えやさ!“ウチの父ちゃんは漁師で”ってとこ!くれ〔これ〕はどういう意味さー?』

「そ、それはだな・・・」

『私なりに考えたやしが・・・@あんまーが浮気していてお父さんが2人いるA実は酒屋と漁師の兼業であるB聞かれたその日がエイプリールフールで、たまたま付いたゆくし〔嘘〕がそのまま本に載ってしまった・・・さあ、どれ?』

「・・・やー、結構鋭いのな。Bが正解あんに」

『え、ゆくし』

「ゆくしじゃあらん。凛に騙されてわんも仕返ししようと考えてたとこに取材の人が来たんばーよ。・・・で、なましかあらん〔今しかない〕!ってゆくし付いのみぐさぁーぬやいいんやしが〔嘘付いたのはいいんだけど〕、種明かしする前にその人帰っちまって。後日別の取材の人が来て、前の人にゆくし付いのみぐさぁーあびた〔言った〕んやしが・・・」

『手遅れだったんば?』

「・・・多分、うまく連絡がいかなかったんだろうな」

『なるほど、それでこんな不思議なことが起こった訳ね』

「っつーか、@の選択肢ぬーがよ!“あんまーが浮気してる”って!失礼やっし!」

『いやー、裕次郎のあんまーちゅらかーぎー〔美人〕やし、可能性は否定できないかと・・・』

「否定しろ!」

『そんな、力一杯怒らなくても・・・もとはと言えば、そんなくだらないゆくしあびた裕次郎が悪いんじゃん!』

「グッ!」

『ふっ、何も言えまい』

「・・・・・・」

『ちなみに、その時に凛にはなんてゆくし付かれたんば?』

「・・・に、・・・がいるって」

『は?ぬーが?』

「“やーに、いきががいるって”!」

『・・・え?それ?』

「“それ”ってねーがよ!わんにしたら大問題さぁ!」

『“大問題”?・・・ぬーんち?』

「そ、れはっ(///)」

『ぬーんち顔赤くなってるんばーよ?』

「っ!・・・ヤーなんかうふしかん〔大っ嫌い〕やさぁーーーー!(ダッシュ)」

『あっ!裕次郎!』

「(ダダダダダダ・・・ピタッ!)」

『あ、ぬーがら〔なんか〕止まった』

「しかんってのはゆくしあんにぃー!じゅんにやいっぺーしちゅんやっさぁー〔本当は大好きだぁー〕!・・・(ダッシュ)」

『え、ゆくし!?くぬタイミングで告白ば?ってか言い逃げあんに!・・・っちょ、裕次郎!』

「(今更恥ずかしくて止まれる訳ないあんに!!)」

『私もしちゅんあんにー!』

「・・・え?じゅんに?」

『今日はエイプリルフールやしが、くれはゆくしじゃないさぁ!』

「・・・(ボッ///)」

『?』

「ぶ、部活!部活終わったら一緒に帰るあんに!」

『分かったさぁ!』

「(顔、熱いさぁ!早く冷まさないと凛にからかわれるあんに・・・!)」

『・・・ぬーがら、私も顔熱くなってきたさ・・・』

「『(部活、へーく終わらんどーかねぇ)〔早く終わらないかな〕』」





†あとがき†

諒が比嘉中にハマって、キャラのプロフィールを見直してた時に甲斐君の父親の職業が違うことに気付きました。
酒屋と漁師・・・どっちが本当なんでしょ?
兼業なのか・・・
はたまた前の父親が死んでお母さんが再婚したのかとゆー重い設定なのか・・・
許斐たしけが適当に設定を作りすぎたのか・・・
いや、そしたらスタッフさん気付けよ、って話しになるのだが・・・
うーん、悩まれる。
ドキサバでも、その後の原作でもそのことについては何も触れてないし・・・
ってか、他に気付いた人いませんか・・・
今からでも遅くないのでファンブック見直して下さい・・・
そして諒と論議しましょう。
あ、もし、“もう答え出てるよ!”って情報あったらお願いします。ホイホイされますので。

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あきゅろす。
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